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筆
恋子
書くためと浮世に遊ぶ筆稼業男の乳首に探す猥褻
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恋子
恋子
悟れとやひとりよがりの虚しさを筆を運べば字が化けて出る
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恋子
恋子
小器用に恋の消しゴム夏を消し恋の絵筆を秋のキャンバス
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恋子
Hama
キャンバスに ことばの絵筆 すべらせて 描く心の 指し示すまま
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Hama
めるへん
新しい赤い辞典の輝いて歌詠む我の鉛筆弾む
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めるへん
満月しじま
筆入れの中に消しゴムだけがない忘れたいことばっかりなのに
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満月しじま
恋子
お中元恋なぞ詰めてあなたへとご笑納あれ一筆啓上
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恋子
恋子
お中元恋なぞ詰めてああなたへとご笑納あれ一筆啓上
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恋子
恋子
気まずくて居場所探して筆抱え句点を打てば恋は下駄箱
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恋子
澄水
久々に鉛筆を手に短歌詠む黒く光れるトンボのMONOで
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澄水
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