澄水

刺のある薊紫咲きおれば蝶や虫たちつぎつぎと来る

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光る君

母の日にと倅がくれた紫陽花に妻の喜ぶ顔も満開

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ゆあ

紫陽花に覗かれ扉そっと閉め交わした視線また目を閉じる

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光る君

紫と白が綾なす花菖蒲 咲き競いあう万葉の里

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はじめ

姉の名のふりかけあること嫉妬して拗ねた紫色の思い出

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澄水

藤の棚藤紫の藤の花しっとりとした雨に濡れつつ

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恋子

あのねのね目覚めたらしい紫陽花が初夏が内緒と春に耳打ち

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しろ

紫外線とお団子の崩れ秤にかけて日陰を渡れど耳のひりつき

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茶々丸

あかねさす紫色の山つつじ寺の鐘鳴る春の夕暮れ

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ケタクマの父

オヤジ悩む健康維持と紫外線 恥ずかしながら日傘で歩く

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