うしめ

紺碧の空にま白く輝きて迷いなく行く旅客機一機

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めるへん

濃紺の茄子はふっくら澄まし顔 悟り開いた偉人の如し

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味噌汁になる予定とかあったはず小ぶりの茄子紺朝日照らして

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めるへん

色あせし紺の暖簾は仕舞われて閉店の紙 街の食堂

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澄水

茄子を切る茄子紺割れて実の白さ清々しさよ暑気を払って

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澄水

茄子の花薄紫の可憐さよ茄子紺と伴夏がまた来た

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澄水

茄子もいでぎしぎし洗ふ水玉の付いた紺色頼もしきかな

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山下萌々子

紺の袖口を掴んで付いていく梅の香りに気付けないまま

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迎ゆき

紺色のシーツを敷いてよこたわる夜空を泳ぐアザラシになる

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秋鵠空(さとあき)

何らかの悔い持て長距離耐走(マラソン)此れを折れ紺空までも行くのか走者(ランナー)

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