天頭松莉

小さな羽が美しい飛ぶ鳥の 明日かその後か緑へ向かって

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めるへん

プロポーズした時吹いたあの風は新緑のような色をしていた

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恋子

朝冷えもそれでも初夏と寝起きの緑ラジオ体操

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カンナ

いつもそう嫉妬に狂って緑色せめて絵の具の箱の中へと

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パパ猫

線路わき緑濃き草ゆれなびく皐月の風にも電車の風にも

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恋子

まだやわき恋の住処の緑さす無垢の目覚めの艶をよろこぶ

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みろく

新緑にやわらな雨の絹衣静けき朝や天地つながる

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ケタクマの父

4月って夏だったっけああ暑い 強い日差しに緑も深い

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ケタクマの父

新幹線、博多名古屋へ向う時 緑の山口初赴任の土地(ち)

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恋子

さて穀雨けだるき老いの鍬を入れ笑う山にも緑のこぼれ

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