平見翠玉

肌のシミ過去に浴びた紫外線のごと消すことはできない

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恋子

昼下がり無粋な議論やめにして肌で戦い愛を確かめ

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めるへん

誘導棒振りし男の顔焼けて燻したような肌の渋さよ

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恋子

秋に秋重ねてわびし月の夜は重ねる肌のぬくもりうれし

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パパ猫

朝の道ノースリーブに秋風が夏の素肌の余熱冷まして

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恋子

肌あわせ秋の夜長に迷い込む五感で探すパズルのように

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めるへん

高音の虫の音聞けぬ難聴も秋の風情を肌で味わい

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御影

体まで 燃えさかりだす熱き夜(よ)に冷たい蛇の肌など想う

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恋子

二十歳過ぎ肌より恋の曲がり角楽しむ夏も変な汗かき

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パパ猫

蝉の声空気震わせ降りそそぐ肌に沁み込むシャワーのようだ

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