恋子 腹
恋子
恋子 夕間暮れまだかと子らの腹の虫湯気立つ鍋に背伸びする鼻
サルトビ 電話魔の 腹が空いたと 掛けまくる ケアマネ苦労 思い出される
サルトビ 電話魔の 妄想激し 腹を立て 思わず我は 受話器を置くか
恋子 虫が鳴く目立ちがりやの蟲が哭く腹の虫泣く無視されぬよう
こゆびびび はらくっちー こんげに食って なじょすんだ ゆんべも食って 腹下したに
こゆびびび 夏野菜 山ほど採れて 美味しくて つい食べすぎて お腹を下す
サルトビ 我が妻の 厳しき指摘 腹を立て 叫ぶ事の 清々しさよ
澄水 白く咲く現の証拠に癒やされるお腹が痛い訳じゃないけど
恋子 