ふゆねこ

蝉しぐれ小麦色した夏の恋ほんのり酸っぱいカルピスの味

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めるへん

制裁も指導者たちは腹減らず恰幅も良く顔色も良し

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るす

もう開かぬ扉の鍵穴から君がいつか見た景色を望む

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恋子

顔色と指輪の色が変わったのさ硫黄泉でバレた純メッキが

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平見翠玉

オレンジ色の機械の線吾の身体心電図は心映さず

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満月しじま

君も見ているかもしれぬ夕焼けの色その色に溺れていたい

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満月しじま

真っ青に色づいていた吾のこころ塗り替えられて紅(あか)、君の紅

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パパ猫

可愛らしパイナップルを切ってゆく香りの色も黄色に満ちて

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パパ猫

炎天の夏の日射しが地を灼いて陽炎の立つプラチナ色の

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さくら大根

向日葵と揃いの黄色なりたくて染める夕焼け麦わら帽子

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