うしめ

どんよりの灰色の空見ず君は「降りそうだね」と言う君は猫

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恋子

ひと月を祭りで過ごす古都祇園おきばりやすと落とす色艶

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めるへん

色どりの綺麗な友の弁当を羨みながら日の丸食べた

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みゆきち

ちはやぶる神代も聞かず竜田川蛍光色に水くくるとは

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パパ猫

鈍色の船底のごと雲ならぶ 海底の街 鳥も泳いで

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うしめ

夏色の葉っぱの裏にくっ付いて米粒ほどのマイマイが寝る

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平見翠玉

次々と庭に咲く薔薇と菊個々の色のように私は咲きたい

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雨露

目についてやたら離れぬ空の色 澄んだラムネと夏のひとひら

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パパ猫

黄昏の雲は頬染め流れゆくお出掛けですか流行りの色で

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パパ猫

黄昏の雲は頬染め流れゆく お出掛けですか流行り色で

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