羹鱠

花の色に 興醒めぬかな 睦言に 晴れ覚ゆると 我が文を 聞き集めぬか 枯れし葉を 如何せましや 嘆くとも あへなき事と 心憂し うつる暦に 去りぬ詠み人

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あやめ

病得て 自宅療養 する日々に 夫の植えし 三色スミレ

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澄水

空の色瑞穂の国の田圃には風吹き渡る稲のさざ波

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澄水

夕焼けの茜の色の雲間へと鴉帰れり侘びしおかしき

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澄水

薔薇色とモーブ色との東雲の朝日が昇るまで美しき

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澄水

チューリップ春が来たよと咲いている色取り取りに背筋伸ばして

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澄水

金色の魚は私真ん中で輝いている他よりもっと(パウルクレー「金色の魚」に)

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澄水

花の色咲いては散って移りゆく出逢いと別れ春に包まれ

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はるるあお

昔病み小さき花を咲かせると言われましたが何色か訊かず

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はるるあお

凛々と輝くダイヤは見る角度光の差し方違えば色変わる

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