飯塚隆二

ピエロだと名のる男の旅の果て強い日差しと原色の海

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未来

モノクロの世界が色を帯びてゆく あなたの口から聞く経済論

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藤瀬こうたろー

久々の景色眩しきコロナ明け夏を残して家路を急ぐ

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中田満帆

水色の水充ちたればささやかな宴をともす深夜の酒席

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羹鱠

君ありて 色も暦も 冷めやらぬ 移らぬ暦も 君と過ぐれば

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宮本なぐり

唇に赤色のせてマスクする人のためじゃない私のために

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宮本なぐり

美しい景色を君に見せたくて色まぜるたび鈍色になる

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まちこ

パレットの水彩絵の具の落ちにくさ必ず薄っすら黄色が残る

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まちこ

派手な色をどんどん重ねて最後には真っ黒になってしまった生活

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まちこ

初恋のあなたを思い返すときそっと取り出す銀色夏生

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