おつぱいはまあるい花野、わたくしのてふてふ、きみは駄目なてふてふ

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とみた律

ため息をたっぷり浴びたサボテンが花を咲かせる灰色の部屋

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丹花ヨム

五年住む2DK南向き 花束みたいな時間だった

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とみた律

花びらのひとつひとつに声がする帰りの駅でひらく寄せ書き

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とみた律

花束を持つ青年とすれ違う誰かを思ふ春色の風

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とみた律

ふるさとじゃなければ通過するだけの駅舎に花火大会の文字

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