恋子

どぶ板を渡ってすぐの赤ちょうちん茶碗酒舐め婆の恋談義

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恋子

今日の風昨日の匂いが遅れて来朝の紅茶葉くるくる踊る

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恋子

割れ茶碗春にさびしく酒を酌み目刺しの二匹人ぞ恋しく

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恋子

春茶会東と西の桜餅違いも嬉し濃茶と恋茶

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恋子

破れ茣蓙吹雪耐えれば花茣蓙に破れ茶碗も花浮く名残り

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恋子

薄茶立てひとり優雅の花見して恋茶に遠き桜餅食む

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ライラック

ふるさとの言葉で話す君がいた我が青春の早稲田.茶房

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恋子

酒酌むに破れ茶碗は寒かろう恋でも一つ恵んでやろか

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恋子

茶の香立つ亀齢颪や恋路島苦海にありてミナマタと記す

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澄水

海沿いのリゾートホテルお茶しする僕にはちょっと気恥ずかしいが

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