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草
澄水
野薊の雑草と咲く紫のスコットランド国の花なる
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澄水
澄水
夏草や踏まれ刈られて生えている大地と伴に生成の無垢
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澄水
澄水
雑草が風に揺れてる昼下がり日差しの中で呼吸している
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澄水
澄水
草の葉の蜻蛉の尻尾指先で触ったところスマホで撮った
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澄水
澄水
草の葉のほうたる掬いそこねれば薄闇のなかこぼれ落ちたる
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澄水
澄水
弥陀仏を‹信›じ歌詠み生きてゆく踏まれようとも我は一草
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澄水
宵闇
すうと草の老樹の枝に芽生えつつ命をつなぐリレーみたいだ
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宵闇
うしめ
まだ若き草の繁れる畦道をずんずんと行く長靴の跡
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うしめ
宵闇
露垂れる草木も空もしんみりとこんな時はごま豆腐が食べたい
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宵闇
みゆきち
雨上がり 土黒々と 草いきれ 澄んだ風ふく皐月の原に
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みゆきち
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