クルクルバニー 草
クルクルバニー
秋鵠空(さとあき) 咲く草の名はこそ知らね見せるある 背峰らし其処花の咲く草
秋鵠空(さとあき) 唐草は草むべ長みその身倦み 望み叶えむ咲くは桜か
秋鵠空(さとあき) 外が草は咲けるあやなし 樹々の端の 聞きし名やある今朝は咲くかと
塩本抄 笹舟は海へ行けるか川底の藻草たなびく安曇野の春
梅鶏 寝転んでメディシンボールを持ち上げる赤子をあやすような仕草で
袴田朱夏 夜、丘に。君の気持ちも桜。ほら、草餅も木の幹に香るよ。
秋吉諄 なにもかも言うことなくて蓮華草 風に吹かれるままに頷く
旅半夢路 霜を踏む音の感触に心奪われた草と心鳴らす楽しいのオノマトペ
羹鱠 