パパ猫

散りぬ花をほうきで集める人の背で薔薇の花びらひそと舞い落ちる

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パパ猫

落雷の音のとどろき人に似て駄目な私は叱られており

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澄水

離れてる息子思えば落ち着かぬ罪悪生死凡夫よ我は

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恋子

奔放のままごと憂う浮世道落とした恋や拾った恋やら

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恋子

ならぬ恋こもれ火などと洒落てみて払えば盛る火の粉のうれし

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パパ猫

滴落つ虚ろなリズム狂おしく二度とは止まぬ永遠の雨

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光る君

落ち込んで ふと足元に野良猫が じっと目を見て俺も一緒だ

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ウツミヤヒト

耳栓は床に乱れて落ちているまるで戦場の弾丸たち

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パパ猫

そびえ立つ再建の天守幕末の焼け落ちるさま瞼の裏に

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澄水

念仏をすれば地獄に落ちません‹信›が無くても辺地に往生(第十七条)

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