うしめ

鶯とキジ鳴く初夏の朝露がぽとりと落ちたサンダルの足

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ケタクマの父

みどりの日、西に夕陽が橙(あか)く落ち 東に月がそよ風運ぶ

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恋子

うす布をさらりと落とし肌さらし恋は夢夜か塵の浮き夜か

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恋子

堕落して死ねば天国生き地獄賢者に嫁いだ夜中の娼婦

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恋子

うつむいてしょんぼりしてるどうしたの落とした恋の足跡探し

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木の実

シャワー浴び昨日の穢れ落としてく1ミリくらい生まれ変わって

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風の

恋の歌今に気づけばうたってていつの間にかに落ちたこと知る

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平見翠玉

おむつになればお洒落なショーツも履けぬ下着とて女心

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悠久

満たされてこぼれ落ちゆくしあわせを 缶詰めにしてまた楽しむの

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パパ猫

クスノキの幹にも落ちる木漏れ日は夕陽と影の揺れる幻燈

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