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落
恋子
秋の恋しっとりしなきゃと流されて落ち葉の頃の蓑虫想う
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恋子
恋子
何度目の秋かしらと濡れ落ち葉見向きもされぬ言葉もすたれ
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恋子
恋子
夕されば秋がうなづく陽が落ちる目刺しの皿に二合の徳利
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恋子
茶々丸
瀬戸内海浮かぶ島々あちこちに平家の落ち武者伝説あり
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茶々丸
晴希
ませてると思われるから呑み込んだ言葉が手から零れ落ちてく
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晴希
パパ猫
美しい貝がら落ちてないかしら朝は心の渚を歩く
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パパ猫
パパ猫
散り落ちた百日紅の花もち帰り小皿の水に浮かべてきれい
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パパ猫
恋子
水しぶき落ち鮎悲し簗掛けにのたうつ空にうろこ雲然
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恋子
秋刀魚
夏の午後ゲリラ豪雨が落ちてきて冷房効いた部屋で自習か
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秋刀魚
さくら大根
心地よい風に吹かれて舞い落ちる木の葉一命(いちまい)秋の足音
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さくら大根
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