めるへん

はて君は涙のように落ちたのか埃のごとき白き糸くず

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めるへん

眠れずに寝返り打てば浮かびくる恋に落ちたるはるか若きを

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澄水

秋の雨雨音に耳澄ませれば心落ち着く一日となり

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恋子

おおまかな秋の栞の舞い落ちてここらに処暑と挟まれた夏

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澄水

水溜り雨粒落ちる次々と広がり消える輪紋の刹那

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澄水

盂蘭盆の闇は濃きかな子供等の線香花火ぽとりと落ちた

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こゆびびび

たわむれに ペディキュア塗りて そのあとに 除去液なくて サッと落とせず

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サルトビ

限界の 集落にある 猜疑心 繋がる悲劇 孤独の人よ

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パパ猫

布団にて父子は何でもない今日を互いに語り眠りに落ちる

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あさ

ひんがしの山懐の集落が西日さす間をしばし光れり

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