パパ猫

ほんとうを言葉にしない君だから言葉をつなぐ虚空を読んで

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はじめ

皺深き白寿の媼の言の葉は丸みを帯びて芯は強くて

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恋子

猥褻の言葉の響き卑猥にて紙上を踊る記事の猥雑

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悠久

子供らは「か」の声だけで走りだす 裏の柏葉逃げはすまいに

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恋子

やさしさを演じてみせて青葉闇そこじゃないのよ恋の口づけ

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さくら大根

切り株の若葉柔らか根に芽吹き幾年月か桜咲くまで

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風の

絵葉書になりそうだなと値踏みして煩悩消せず皐月の若葉

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うしめ

逆さまにカタツムリなぜ下りて行くアヤメの葉っぱも雨の日曜

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茶々丸

雨多し豪雨災害来る年か青葉の山は美しなれど

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光る君

ひさかたの 雨の日野嶽 若葉吹く初夏を迎えし鳥のさえずり

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