今紺しだ 葉
今紺しだ
ゆや ゆき この雨で木々は裸にされるだろう枯れ葉は僕を置き去りにして
ふにふにヤンマー もう僕は悪い言葉も使えるし悲しい話も泣かずに聴くし
野添まゆ子 何度でも目が合う長い夜にいて必然という言葉を思う
音羽凜 潤いを抱きしめながら葉の上を行く蝸牛を葉ごと攫えり
田斗かき 「地下」なんて言葉で光を閉じ込めて僕らはモッシュでマントルになる
野歌りん きらきらと言葉が身体に降り注ぎ清められていく思いがする
野歌りん 言葉ならとっくに捨ててしまったよ きみが受け取らなかったからね
野歌りん いらないの薄っぺらくて陳腐なら手を繋ぐのも愛の言葉も
森山緋紗 