羹鱠

無垢纏ひ 空にうつぶく 月あれば 焦がれる蓮の 花とや見らむ

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満月しじま

貧相な見てくれだった木蓮は今純白のドレスを纏う

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さくら大根

大きな葉汗と涙を転がして綻びほどけ大輪の蓮

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澄水

睡蓮の花を数えて夏がゆく夢から覚めた夢のようにぞ

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澄水

睡蓮にやって来る虫蛙喰ふ命与えて虫蛙花

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澄水

「水水(すいすい)」は水中毒で寝た切りでミトンをされて僕分かってる(蓮井さん)

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新井きわ(kiwa)

樹の芯は水脈(みお) 木蓮にとっくん春の鼓動が高まってゆく

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澄水

時がたち御玉杓子は蛙へと睡蓮の葉も繁り始める

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鞘森天十里

はたはたと花弁落ちたり木蓮の天が零せし慈雨に打たれて

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澄水

蓮の花八功徳水瑠璃瑪瑙極楽浄土心に開く

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