恋子

苦しさにこの胸焼けて恋と知りつける薬をあなたに求め

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中原鼠栞

溶けて沁みゆく赦しの声は芍薬の根本に涙を垂らした

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澄水

念仏は悪人正機だけれども薬あるとて悪なされるな(第十三条)

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絹豆腐

きみのこと考えるほどむくむから毒の逆さは薬じゃなく水

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めるへん

頭から消えず寝れない 君のこと 忘れ薬の有るなら欲しい

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パパ猫

まな板に薬缶に皿に包丁も みなさん毎日ありがとうね

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恋子

目薬を落として鏡眺めては恋の作戦いい顔つくり

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恋子

打たれれば快感沁みてのたうって恋の病に闇の薬を

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澄水

芍薬の蕾一輪差している此の花咲くや君が咲いてる

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中原鼠栞

もう人間になりたくないそうして薬を多く、僕は虎である

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