澄水 行く
澄水
恋子 逢いに行く彼のアパートにはなぜかしら赤い雨傘ドアノブ飾り
澄水 真言や法華聖道を行く人も浄土往生願うものなり(第十五条)
恋子 ビキニ着けミニスカ穿いて街へ行く足組むカフェのヘソだしパフェ
うしめ 逆さまにカタツムリなぜ下りて行くアヤメの葉っぱも雨の日曜
光る君 空蝉の この世に生まれ行く末の 我が生き様を知ってか知らでか
Tokari 戯れる草木なびかせ遊ぶ風、「みんな友だち」呼びかけて行く
平見翠玉 友がいてやることがある行く処がある囁かな幸を実感
澄水 月子との約束果たし一日が今日も過ぎ行く二人の絆
terume 