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西日
恋子
西日だけ夏を頑張る遠吠えか車のガラスが悲鳴を上げ
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恋子
あさ
ひんがしの山懐の集落が西日さす間をしばし光れり
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あさ
恋子
西日射し斜光の影の細長くその先闇と憂き世の理屈
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恋子
めるへん
傾きし西日に向かう運転は人も車も消えてたじろぐ
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めるへん
鈴木ベルキ
「申し訳ございません」をさっきまで言ってた部屋を西日で洗う
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鈴木ベルキ
パパ猫
西日射す昔ながらのラーメン屋 父子の時間静かに流る
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パパ猫
恋子
西日さす焼けた畳のおかしくて失恋日記のさし絵の様で
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恋子
澄水
西日本豪雨の記憶降り続く何か起きると思った通り
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澄水
澄水
夏の朝南を向けば月は西日は東から昇り始める
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澄水
恋子
四畳半西日と恋が付いていて思想にかぶれ昭和ゲバルト
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恋子
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