さくら大根

詩を眺め夜の帳も寄り添いて希望という名の列車に乗って

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こ寿々

詩の本を読みしその後詠む歌は言の葉各々主張して字余り

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恋子

初恋の詩集に栞竜胆の阿蘇のあの日のふたりの秘密

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行雲流水 破調編

夢に見る 唯一無二の 一編の詩 何処か誰かの 机の中に  58

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平見翠玉

海の無き街の書店で海の香りする詩集を買う

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とり立てて詩にするような事はなくただ過ぎてゆく夏の一日

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満月しじま

退院の方に贈ろう 「さびしい」のかわりに詩を数多の花を

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満月しじま

素直さという名の糸があったなら紡げたはずの愛の詩、夏

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満月しじま

心から生まれこぼれるものだから涙は詩だよ 我慢しないで

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カンナ

妬みさえ詩に溶かせば輝いてキラキラゆれるゼリーみたいに

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