中原鼠栞

遊歩道はずれて裸足で奥のほう言葉の雨に耐えられなかった

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みゆきち

わが子らの無精を嘆く義母の愚痴 吾が軸足の置き場に惑う

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みゆきち

蝋梅の咲くを見届け逝き友よ日にち薬はまだまだ足りず

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はるるあお

おかわりと君が言うからすっと差し出す犬の前足

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わみ

後他に何をすればいいのだろう私に何が足りない神様

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澄水

やれ打つな蠅が手をすり足をする最初の俳句祖母に教わる

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中原鼠栞

足跡で穴空く街 雲のもやらしく何もせず

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澄水

東山魁夷何度も足運び森と湖白い馬見る

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麻衣

失敗も傷も丸ごと人生だ!自分の足でずんずん歩け!

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澄水

枯れ薄電柱の上鴉なり愛の足りない僕にお似合い

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