恋子

夏老いてしみじみ愁う秋を知る爪痕よりも足跡残そ

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恋子

満ち足りて今日を忘れて明日を追い愚痴を並べて嘘を渡らせ

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行雲流水 破調編

詠み人は 自己満足の 極みなり 短歌に酔いて 自分に酔いて 110

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御影

糾弾の 弾で手足が捥がれても 饒舌に語る 舌ある限り

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めるへん

月面の足跡今もあるだろか あのへんかなと満月眺め

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茶々丸

路地裏に猫の足形雨の日にこっそり浮かぶ水たまりかな

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パパ猫

眼を凝らす 心の感度を守るため 足音もなく忍び寄るもの

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花農家

足るを知る そんな風に生きたいと 言ってるそばからビールもう1本

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こゆびびび

バタ、バタタッ 軒先たたく 水音は 夕暮れを駆ける 雨の足音

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あさ

父親がテレビ画面に出でし時手上げ足上げはしゃぎぬ子等は

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