寒梅

あの日まで心に咲いてた勿忘は 地に足つけて歩み続ける

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茶々丸

あきるほど遠足行きし宮島に各国首脳集まり去りぬ

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パパ猫

窮地なる足を取られたぬかるみで差し伸べられた手にすがりゆく

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さくら大根

最近は上司に楯突くこともなくみんなと一緒足並み揃え

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澄水

風呂に入り糸瓜のたわしごしごしと洗えば足の裏さえ白く

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恋子

手を取って渚に遊ぶ老いふたり裸足の恋を笑う潮騒

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ケタクマの父

雑踏で踏まれれる道でも育まれる 言葉足らずのタンポポの花

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めるへん

サバンナのキリンの欠伸のびのびと満足そうに木の芽を食す

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澄水

青田には鷺や鴉もやって来て泥濘む足で啄んでいる

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恋子

うす笑ううわべの恋の妻の役あご足付きの亭主その一

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