恋子 車
恋子
ケタクマの父 いつもの朝いつもの電車 決意あらた 隠居に備える 再雇用の春
Wonder 目と息を合わせて脇を駆け抜ける車道の渋滞日曜の朝
ケタクマの父 年度末 いつもの電車 定年の日 季節外れの 満開桜
パパ猫 住宅地ことこと進む電車から次々よぎる桜を眺め
恋子 恋は恋パンチを喰らった途中下車同じ路線に怒った彼女
山下萌々子 日常に帰る列車の車窓にはスーパームーンより巨大な月
凜 「保護者はいないんですか?」私は既に成人です 車椅子でも1人で出掛けるし、自立のために努力してるの
ふにふにヤンマー 一心に車椅子より身を延ばし母は手水の花に触れたり
めるへん 