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軒
恋子
夜風にも秋の紛れて軒の鈴寂しくあれば夢もふくらみ
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恋子
恋子
秋風に化粧施し朝涼し軒の風鈴秋を奏でて
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恋子
みゆきち
軒先のてるてる坊主に聞かすごと運動会の号砲が鳴る
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みゆきち
恋子
軒下のツバメ返しのフンの山子を養うに巣の家賃かな
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恋子
恋子
うたた寝や軒端のしずく夢の跡恋ぞ虚しや無限を生きて
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恋子
恋子
渡り来てつばめつばくろ軒を借りやいのやいのの子らの大口
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恋子
恋子
蕊を打つ春の終わりに降る雨の風打つ軒の鈴の音さびし
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恋子
ろくろう
窓あけて雨戸くくれば待ちきれぬ軒の子犬が飛びついて来る
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ろくろう
屁の河童
軒に這う蔦もすっかり色づいて時雨に暮れる山寺の秋
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屁の河童
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