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透
葉山きらり
しょうがいは障害じゃない透明な壁を蹴ってとびこえる秋
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葉山きらり
パパ猫
日を追って透明になる青空はもうすぐ高く突き抜けて秋
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パパ猫
しいら
透明の一輪挿しに無数のあぶく ピンクのガーベラつぶやいている
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しいら
貴島啓
湧き水を透かして見れば悠久の愛の純度もわかるだろうか
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貴島啓
平見翠玉
目覚めてもまだバスの中窓の外透明な街が目覚めていく
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平見翠玉
あさ
あわただしく子等出でゆきぬひっそりとイチゴジャム透く卓上の壜
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あさ
めるへん
新緑のトンネルくぐり走りなば那須高原の風は透明
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めるへん
満月しじま
「ギョロついていないでしょうか、私の目」透明なまま世界を見たい
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満月しじま
うしめ
海青く空なお青く透き通る十五の夏の懐かしき無垢
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うしめ
小野小乃々
青天のプラネタリウム透明な傘を自転のようにまわして
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小野小乃々
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