葉山きらり 透明
葉山きらり
パパ猫 日を追って透明になる青空はもうすぐ高く突き抜けて秋
しいら 透明の一輪挿しに無数のあぶく ピンクのガーベラつぶやいている
平見翠玉 目覚めてもまだバスの中窓の外透明な街が目覚めていく
めるへん 新緑のトンネルくぐり走りなば那須高原の風は透明
満月しじま 「ギョロついていないでしょうか、私の目」透明なまま世界を見たい
小野小乃々 青天のプラネタリウム透明な傘を自転のようにまわして
Hama 透明な 着ぐるみを着て おどけてる きみの涙を 僕は知ってる
パパ猫 透明なままでは心は割れやすく 傷のつくたび曇るが強く
ちゆ 