恋子

極小も透ければ下着渚にて透けぬは水着女の理屈

0
恋子

一息をすべて預けた籐椅子の過去を見透かすうたたねなのに

0
パパ猫

風が来て梢にさざ波ゆらめいて 透かし見る空 海のような青

0
Hama

透明な 着ぐるみを着て おどけてる きみの涙を 僕は知ってる

0
パパ猫

透明なままでは心は割れやすく 傷のつくたび曇るが強く

0
ちゆ

お布団を透明マントにする魔法忘れておびえつつ夜を行く

0
ちゆ

夏空が透けるカーテンつかの間のふたりっきりを守られている

0
平見翠玉

水田の水面に映る私いて私の心見透かしている

0
平見翠玉

靄の中透明な優しさに包まれて一日が始まり出す

0
カンナ

掴めないラップの端を見失い透明人間みたいな私

0