澄水

鴉来て田に水張れば歩いてる吾は何時もの道歩いてる

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澄水

遍路道あちらこちらに道標同行二人南無弘法よ

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澄水

落ち蝉を拾ってそっと道標上に置いたら夏終わりゆく

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背伸びして見えない景色見たがった緩い坂道花が揺れてる

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カンナ

うねうねと続くこの道先見えずカーブミラーに未来の端が

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宵闇

ゆっくりと山の坂道下りるように折返し午後、中間地点。

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めるへん

三人の子らはそれぞれ道を行く我は独りで最終コーナー

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恋子

散歩道坂を下れば初夏の風昨夜の老いの仕草のうれし

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花農家

秘めごとは お天道様が 許さぬと お月様から 叱られるなり

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花農家

暗闇に クリアな心 眩しくて 道なき道に迷わぬように

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