ライラック

雪解けて歩道歩く足取りも軽々として春が近づく

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澄水

名古屋まで暗いリニアで40分よりも弥次喜多道中したし

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光る君

田舎道 散歩付き合う 猫二匹 振り返りつつ 道案内を

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恋子

通りゃんせやさしい言葉と聞こえたが恋の細道ため息吐息

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恋子

ゴザを敷き肩頬よせて恋遊戯花は小道具お花見ごっこ

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鞘森天十里

我が街に桜並木のあるゆゑに書を借りに行く道も浮き立つ

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澄水

私くしはアバターアローン道を行く機はもうすぐと唯生き延びよ(平沢進「アバターアローン」)

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恋子

濡れ桜これも風情と片肩に花びら濡れて恋の寄り道

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ケタクマの父

癒やされた 夜桜の城 後にする   帰りは近道 五十五分

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恋子

あかんたれほかしたつもりがほかされて恋の亡き骸道頓堀へ

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