恋子

十五夜に背を向け淋し屋台酒どぶ川下るうたかたの恋

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恋子

ひとり鍋豆腐半丁こぶの湯に人肌恋し沁みる燗酒

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恋子

ならぬ恋いけない二人の祝言に三々九度の屋台コップ酒

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恋子

湯豆腐に誘惑される秋の酒鍋に広がる呑兵衛広場

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恋子

今日の日は菊一輪を卓の花軍歌を聴いて昭和の酒を

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パパ猫

盆提灯ひとつ灯して寝酒する淋しい雪の降り積む夏夜

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恋子

山小屋の凍て冴え星の寝酒には俳句手帳と夏炉のぬくもり

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恋子

いつものと言えば麦酒のとりあえず枝豆つまむ笑顔つままれ

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恋子

胸元に風を投げ入れ涼をとる喉には麦酒汗もいいもの

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恋子

食欲は無いと言いつつ冷や汁のどんぶり飯を酒の別腹に

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