秋鵠空(さとあき) 長
秋鵠空(さとあき)
袴田朱夏 二歳児が「じぶんでやる」と下ろしゆくファスナーぶんの成長がある
羹鱠 推しを送り 推しを思ひて 恋い焦がれ 森の夜長に 眺む月かな
ふにふにヤンマー 産院の長椅子に待つ父と子の不意に呼ばれて立てる春風
秋鵠空(さとあき) 唐草は草むべ長みその身倦み 望み叶えむ咲くは桜か
クルクルバニー 漫然と 過ごす人生 意味はなし 人は尽くして 成長実る
クルクルバニー 成長は 知識と能力 増し加え 新たな道に 人導く
クルクルバニー やり方を 勘違いして いるうちは 堂々巡り 成長もなし
クルクルバニー 役職は 人の評価の バロメーター この会社には 長く居過ぎた
千吉 