中原鼠栞 闇
中原鼠栞
鞘森天十里 人魂の如く闇夜に浮かびしは灯(ひ)の照らしたる白き木蓮
杉山美加 一瞬の闇にうたたね気がつくと時代が移り我ら残され
恋子 湯浴みしてやわ肌さらし春の闇恋は何処よと初心なさざ波
蠱 magicori 凝 寝過ごしぬ。目覚めてみれば、片辺には、ただ暁の、ほの青き闇
はるるあお 流れ星願うときには塵となるあるのはただの漆黒の闇
中原鼠栞 走り去る風にぶつかる春の闇どいつもこいつもどいつもこいつも
上原美樹。 街を泳ぐ どこからともなく 溢れ出す 闇の色した 如実な悪意
純次 アレルギー体質の人を闇鍋に誘い密かに天国へ送る
純次 