恋子

怪しげな室内干しのうす布の君のペルソナ闇にほほえみ

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パパ猫

夜の闇を黄色い火球連なりて美しいのに砲弾である

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澄水

夏闇は月アンタレス包みおり薄い布団に包まれ二人

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澄水

蛍舞ふ朝倉川の夕闇は流れとともに数を増しつつ

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澄水

緑濃きトンネルを行く木下闇冷んやりとして精気が満ちる

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つんつるてん

背後から 闇に足など滑らせて 気が付く夜空 そこそこ綺麗

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つんつるてん

と 闇夜に足を滑らせて

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パパ猫

ボウリングのガターのような恋だった当たるはずなく球は暗闇に

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平見翠玉

暗闇の狭間に光り見出すことできるかもしれないと信じて

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恋子

やさしさを演じてみせて青葉闇そこじゃないのよ恋の口づけ

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