うしめ

梅雨曇り新工場は目覚めぬや稼働の日待ち守衛も眠る

0
宵闇

空に吐く唾は自分に向かうため雨にまかせたほうがいいのよ

0
恋子

昼下がりショパンが窓を弾きだしラジオにシェルブールの雨傘

0
恋子

紫陽花のように雨傘街飾り見知らぬ恋が片肩濡らす

0
みゆきち

雨を浴び大地と光の力得て空へ伸びゆくジャックのいんげん

0
個感

道端に落ちてた使ひ捨てマスクの色と似てなくもない梅雨空

0
ひとみしり

梅雨ですね挨拶にはもう困らない紫陽花枯れる日までの安心

0
あさると

雨は止む 止まない雨はないからと 励ます歌に ?のわたし

0
宵闇

雨流れ流せぬものを時といい私はたぶん泣きたいのだ

0
めるへん

人々の無事を守りし道祖神風雨の中を体削りて

0