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雨
ゆあ
春を売るそしたら貴方も売れるはず梅雨も間近な紫陽花色づく
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ゆあ
澄水
五月雨るる手鞠花咲く道端に傘たたく音聴いて歩けり
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澄水
みゆきち
雨降りて勢い得たる雑草の庭の隅にて蚊柱の立つ
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みゆきち
風
五月雨は梅雨の雨だと知らぬまま傘を選んで君を待ってた
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風
澄水
曇り空燕の低く飛び交えばやがて降りだす雨の季節よ
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澄水
澄水
五月雨るる濡れて燕は子を育て堅気な暮らしせねばと思う
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澄水
宵闇
書きかけの筆を休めれば雨の音続いて綴る無為の証明
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宵闇
めるへん
梅雨入りのニュースを聞けば胸騒ぎ何事もなく明けるを願う
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めるへん
宵闇
竹藪のざあと倒れて吹く息は雨の兆しと空の言うよう
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宵闇
恋子
梅雨の声聞けば切子の鈴の音を聴きたく背伸び吊るせば笑顔
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恋子
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