凪いだ海の上の    雨
            凪いだ海の上の    
            ふくすけ    この痛手私の心を深くする そう言い聞かせ春の雨降る
            南天    スカートの軸を定めて絡みつく額真中に雨粒落ちる
            鞘森天十里    春雨のあとに洗車機列(つら)なりてピカピカにしても傷は消えざり
            澄水    菜種梅雨菜の花畑一面のわが古里も春となりゆく
            中原鼠栞    遊歩道はずれて裸足で奥のほう言葉の雨に耐えられなかった
            澄水    冬の雨風に耐え抜き咲きました薺は白く全て捧ぐと(なずなの花言葉、全て捧げます。)
            みゆきち    雨水過ぎ 牛ふん堆肥トラクター 春風にのり我をくすぐる
            クルクルバニー    春の雨 これは全く 春の雨 2月だけれも 春の雨です
            澄水    