りをん

淡雪の 彩る華に 君想う 何を見てるの 気づかない君

0
高橋良

みちのくの専門学校入学式花冷えとなり夜は雪降る

0
塩本抄

ひとひらの詩を携えて雪は降るすこし遅れてきみの町にも

0
朝和

雪がやみ月が明るく照らすよに全てを包む無料の癒し

0

雪玉をぶつける君のその笑顔 春の象徴みたいな光

0

新雪を汚すかのようあなたの手 私に触れて液体になる

0

ペンギンが並んで歩く街中に「明日も雪」の天気予報

0
かぎあな

振り向けば煙る煙突望み見え朝靄まとい進む雪道

0

屋根の雪ポツリと融けて脈動のようだ リズムが濡れる真夜中

0
袴田朱夏

中絶の主語がいつでもわたしだねそれなら雪に生まれたかった

11