河岸景都 雪
河岸景都
みそのみそ ゆひらってつぶやいただろうもし僕が体温計をくわえていたら
だいだい 戻れない道などなくて絶対は忘れてしまえ空に綿雪
露置みつる 駆け抜けろこーるおんみーぴたぴたに雪にまみれて目指すまほろば
夏野菜 その声が唄わなかった透明な祈りの数ほどふれ雪よふれ
青い まだ誰も 起きない朝に 匂い立つ 雪に紛れて 山茶花が呼ぶ
鈴木ベルキ ジングルやベルやきよしのこの夜に星は光って雪は煌めく
たぴ岡 雪が降る空を見上げて思い出す君との記憶はいつも雪の日
柔らかい時計 陰と影 違いを描けば手のひらと木炭紙へと降る黒い雪
ふにふにヤンマー 