ケタクマの父 電車
ケタクマの父
かたはれ あの時の想いを受ける山手線 尽きぬ夢見に過ぎゆく上野
ケタクマの父 年度末 いつもの電車 定年の日 季節外れの 満開桜
パパ猫 住宅地ことこと進む電車から次々よぎる桜を眺め
ケタクマの父 一区切り、今日までそして、明日から、 いつもの電車で、還暦に想う
澄水 地下鉄の駅のホームの浮遊感何故か解らぬ電車が入る(フィッシュマンズ ナイトクルージングを聴いて)
わみ 悲しくて涙もでない月曜の朝の電車で詩をよむ
澄水 試験日の前には何故か飲み会で朝帰りする始発電車よ
澄水 遠く鳴る踏切の音小さくて春近づきぬ電車が通る
数学苦手理系ちゃん 