恋子

風渡る棚田の初夏の青田舞いおぼこゆかたの裾下ろす頃

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宵闇

山々は緑雨の佇まいみせて空の青にも食い込んでいる

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恋子

青空に乳白極め積乱もひと世浮世のからくりピエロ

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えのころ

明日の空 見れぬ僕に その青さ 伝わるように 残しておくれ

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うたちゃん

青空を嬉しく想うこんな日は 心の声も軽やか弾む

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宵闇

明るい空だ青には程遠いほどの雨を心の中に残して

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澄水

部屋の中孤独にライティングブーツ磨いて居たりこれも青春

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澄水

夏草や刈られくずおれ敗れても青い力で又生えてくる

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うたちゃん

この雨に乗って流れて行けたなら 青く大きな海になりたい

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澄水

赤青の鉛筆削る何時だってナイフを使い上手に削る

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