天頭松莉

花泳ぐ空の青さの取り残り飛ぶはからすか夏が近づく

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パパ猫

教室が朝から何やら騒がしい口裂け女聞いて鳥肌

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澄水

月子さん君を守ってあげたいな卵を守る小鳥のように

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猫まんま

野に山に花は咲いては鳥が鳴き貴女の窓が開くのを待つ

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パパ猫

さえずりは鍛錬重ね美しく己を懸けて鳥は恋呼ぶ

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春るか

赤色を祭る響きを指先で 夜の狐は鳥居に座る

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渡り鳥 あなたの背中に私を乗せて どこでも自由に羽ばたけるよう

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澄水

日が差せば鳥の歌聴く雨降れば雨の音聴く日々好日で

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パパ猫

悲しみをついばむ鳥がいないかな私の中でツンツンツンと

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恋子

楽しけれ春鳥聴けば愉しけれ恋を取り持つ囀り捕らえ

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