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鶏
恋子
裸族やめ薄もの族に風見鶏秋には秋の閨の鳥打ち
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恋子
恋子
盆も過ぎほらもう庭に鶏頭の花芽の急ぐ秋の準備に
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恋子
恋子
鶏が一羽居らんと子の叫び母は慌てず腹で鳴きよる
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恋子
個感
若鶏の腿肉ぢゃあるまいし 炙られ過ぎ 昨日も今日も
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個感
梅鶏
消毒を踏み込んで行く鶏舎まで続く道にも春の香のする
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梅鶏
つつじ
包丁を一心不乱に研いでいる 砥石の先に横たわる鶏モモ開き
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つつじ
梅鶏
せわしなく鶏舎を歩く忘れてはいけないことを忘れるために
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梅鶏
凪海
噛むという行為は鶏の照り焼きとりんごに深く歯を入れて泣く
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凪海
袴田朱夏
鶏頭の十四五本に急かされてひどくあかるく好きと告げたり
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袴田朱夏
梅鶏
ああそうか鶏なのかとり肉は 祖母は逆さにして首を切る
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梅鶏
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