パパ猫

パパ猫

つまずきの春と惑いの夏を越え秋に凛々しい君の横顔

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パパ猫

人生を愛しています辛いこと楽しいことも全部含めて

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パパ猫

賑わいの去った渚の海の家 秋風静かに夏の幕を引く

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パパ猫

虫の音に抱かれて夜に微睡めば心に寄せる秋のさざ波

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パパ猫

公園のベンチにひとり夕まぐれ秋風の声ただ聞いており

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パパ猫

もう慣れたはずだったのにこの部屋の君の残した余白の痛さ

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パパ猫

スイと行きツイと止まってまたスイと翔ぶを楽しむ秋蜻蛉かな

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パパ猫

散り落ちた百日紅の花もち帰り小皿の水に浮かべてきれい

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パパ猫

昨晩の洗い物するキッチンの蛇口の水に秋の訪れ

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パパ猫

羽田へと高度を下げて機影ゆく黄昏ゆくものみな美しい

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