パパ猫

パパ猫

不憫ゆえ父の愛こそまさりしも子離れできぬは罪とぞ思ふ

0
パパ猫

そのことは もう忘れたと思ってた 夢は正直 窓に三日月

0
パパ猫

立秋の蝉の声を聞きながら刻む玉葱しみる夕暮れ

0
パパ猫

Amazonで盆提灯を注文す 道に迷わず帰っておいで

2
パパ猫

窓明かりひとつひとつに灯る夢 みな幸せになれますように

0
パパ猫

晩ごはん怠けたい日のケンタッキー息子は喜び父は複雑

2
パパ猫

垂れ込める黒雲の下に立つビルの窓にかがやく青空映る

0
パパ猫

新品の靴の違和感味わって新たな暮らし歩く八月

0
パパ猫

三個だけポンデリングを買ったから息子の笑顔一つは確保

0
パパ猫

朝焼けに染まる薄雲おぼろ月 微かな金色残したままで

0